※当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。※
こんにちは。どじょうです。普段は朝4時に起きて色々やっています。しかし、現在新型コロナウイルスで自宅療養中の長男と一緒に濃厚接触者として隔離生活を送っています。通常進行とは違う状態でお送りしています。
今回の記事は読書感想文です。本は読んでもOUTPUTしないと血肉にならないと色んな本に書いてありました。せっかくブログを書いているのです。本に書いてあることを自分の血肉にすることが、著者の方の望みでしょう。OUTPUTしてみたいと思います。
ある程度のネタバレが含まれること。あくまで個人の感想であること。このあたりはご了承願います。
今日は臨床心理士、東畑開人さんの著書「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない」の読書感想文です。
- 選書の理由
- この本に書いてあること
- 個人的な感想
選書の理由
すみません。自分で選んだわけではありません。義父(妻の父)からお勧めされたのです。
私と義父は仲良くさせてもらっています。今はコロナの関係で行けていませんが、2人で飲みに連れていってもらったりしていました。
そんな義父は今100歳になるおばあちゃん(義父の母)の介護でメンタル的に少しお疲れのようです。私も仕事関係、次男がまだ乳児ということもあり家族関係で疲れてしまうことがあります。
そんなときにこの本です。「心を整理することができるよ」「悩みの解決方法の助けになるよ」とお勧めされたのです。
kindleの試し読みで冒頭部分読んでみたところ、文体も読みやすいですし、ストーリー仕立てになっている感じがして読みやすいですし、良さそうだなと思ってkindle版を購入しました。
この本に書いてあること
大まかに分けると3点書いてあるかと思います。
- 人生を小舟に例えて考える事
- 複雑な悩みに補助線をひく事
- 人生はグレーな部分が多いという事
この3点ですね。
人生を小舟に例えて考える事
人生を夜の海に浮かんでいる小舟として考えて話が進んでいきます。
自分の人生の方向を決めるのも自分です。波に漂うことを洗濯することも、必死にオールでこぐことも選ぶのは自分。
未来がわかるわけではない。その方向は陸があるのか、沖に向かっているのか。それは行ってみないとわからないので夜の海。
海には予想だにしない荒波がくることもあれば、一緒に同じ方向に向かうことになる小舟と出会うこともある。大きな船が「あっちになにかあるぞ」と教えてくれることもある。人生のようですね。
この「人生を夜の海に浮かんでいる小舟」として例えて話が進んでいくのは割と心の中にスッと入ってきました。わかりやすい例えだと思いました。
複雑な悩みに補助線をひく事
この本には7本の補助線が出てきます。文章中には6本の補助線と出てきますが1本使ったあとにあと6本あるような書かれ方なので7本です。
それぞれの悩みに対して、「こんな補助線をひくと考えやすいよ」という補助線です。答えをくれるわけではありません。考え方です。
どんな事柄でも自分で答えを出すしかありません。正解は無いのです。それに対してあくまで「補助」してくれる考え方です。
実際にカウンセリングに来たクライアントさんを例に、その人の悩みを解決する手助けをしていきます。自分に当てはめて考えられるようなものもあれば、今は当てはまらないようなものもあるという感じです。
人生はグレーな部分が多いという事
「補助線をひく」ということは「物事を2つにわける」ということになります。なのに「人生はグレーである」ということをしっかり伝えてきます。
矛盾しているような気もしますが、その通りだとも思います。世の中の事って白と黒、0か100で決められるようなことってほぼ無いですよね。
なのに正解か不正解かなどのように明確に分けたがります。特に自分はそういう考えが強いかもしれません。そんな必要ないですよ、グレーな部分が多いですよと教えてくれました。
個人的な感想
文体が読みやすいのでスラスラ読めましたね。クライアントさんとのやり取りもイメージしやすかったです。
なんというか人生の岐路に立っているとき、転職とかですかね、そんなときに役立つ一冊かと思います。自分の中に複数の意見があった時にどう整理するか、の方法が載っている本かと思います。
本の中でも触れていますが、自己啓発本などって「こうしなさい」とか「こうすれば上手くいく」とか書いてありますよね。私あれ嫌いなんでよね。人によって違うんじゃないですかねって思っちゃう。
ただこの本は方法論を教えてくれる本だったので、すんなり入ってきました。それに結局グレーな部分がほとんどなんだからバランスが大事なのかな、というのが最終的な印象です。悩む必要はあるけど答えは出す必要はないかもしれませんね。
以上です。うーん上手くまとめられないですね。何度かやっていけば上手くなるでしょうか。まだまだ挑戦は続きますのでよろしくお願いします。