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おはようございます。どじょうです。
今回の記事は読書感想文です。本は読んでもOUTPUTしないと血肉にならないと色んな本に書いてありました。せっかくブログを書いているのです。本に書いてあることを自分の血肉にすることが、著者の方の望みでしょう。OUTPUTしてみたいと思います。
ある程度のネタバレが含まれること。あくまで個人の感想であること。このあたりはご容赦願います。
今回は原田マハさんの書かれた「風のマジム」を読んで学べたことを書いていきます。
- 選書の理由と簡単な要約
- 何かを成し遂げるということ
- ラム、飲んでみた
- まとめ
選書の理由と簡単な要約
選書の理由としては2つあります。原田マハさんの作品が好きであることと、「マジム」ってなに?と思ったことです。
原田マハさんの著作は何冊が読ませていただいています。「さいはての彼女」「楽園のカンヴァス」「アノニム」「翼をください」などなど。私大好きなんです。
「翼をください」なんて最高ですよ。ブログ更新停止中に読んだので少し記憶薄れてきていますが、また読んで感想文まとめたい作品の一つです。
そんなわけで原田マハさんの作品を探していた時に「風のマジム」の存在を知りました。そして「マジム」ってなに?読んでみよう。と思ったわけです。
ちなみに「マジム」とは沖縄の方言で「真心」を意味するとのこと。主人公の名前でもあります。
簡単な要約としては「沖縄産のラムを作る話」です。
ラム、ご存知ですか?お酒のラム。ラム酒。私は存在は知っていたし、カクテルで飲んだことあるけどよく知らない、くらいでした。
ラムってサトウキビを原料として作られておるお酒なんですね。それで沖縄ってサトウキビの産地じゃないですか。なのに沖縄産のラムって無かったそうなんですよ。
地元にこんなにサトウキビあるのに何で地元産のラムが無いんだ。作りたい!ってことで動き出した沖縄の人が実際にいたそうで。その人をモデルに作られた小説が本作です。
先に小説読んでからモデルになった実際の人(会社)を調べた方がいい気がします。ある程度のネタバレがありますからね。でも一応この記事の最後にリンクは貼っておきます。
何かを成し遂げるということ
本作は全体的に言えばサクセスストーリーです。主人公の契約社員であるまじむが社内プレゼンに参加し、沖縄産のラムを作る会社の社長として成長していく話です。
それも実話を元にしていると言うんだから夢がある話です。
でもこうして何かを成し遂げるためには色々と苦難や葛藤、捨てなければならないことがあります。特に考えなければいけないのは「捨てなければならないこと」だと思いましたね。
まじむの生家は祖母、母で営んでいるお豆腐屋さんです。沖縄産ラムの話が持ち上がるまではこのお豆腐屋さんをいつかまじむが継ぐ時がくるだろう、という状況でした。
でも沖縄産ラムを作る会社をやるとなるとお豆腐屋さんは継げません。ラムを教えてくれた祖母が大事に営んできたお豆腐屋さん。自分の夢を叶えるとなるとそのお豆腐屋さんは捨てなければなりません。
仕方がないことです。人間の許容量は限界があります。優先順位もあります。でも考えなければなりません。
そうやって葛藤して決断した先には協力してくれる人がいる、というのもこのお話のいいところかもしれませんね。まじむの祖母や母も、周りの人たちもとても良い人だらけで気持ちが良いですね。
ラム、飲んでみた
この作品読んでるとラム、飲んでみたくなります。爽やかな甘い香りのお酒とのこと。しかしラムをラムとして飲んだことはありません。
挑戦してみました。挑戦したことをここに書いていたのですが、なかなかの文字数になってしまったので別記事にすることにします。
学んだこととしてまとめると、それぞれのお酒にはそれぞれの良さ、飲み方があるということです。
私は普段ビールが好きなのでゴクゴク飲みますが、ラムはそういう飲み方をするお酒ではありません。
作中でも「仕事帰りに祖母と一杯だけ長い時間かけて飲んでから帰る」といったような描写があります。一杯だけを長い時間かけて飲む意味が解りませんでしたが、いざ飲んでみると「なるほどこういうことか」と納得の描写でした。
実際に飲んでから思うことがあります。仲の良い祖母と仕事帰りに長い時間かけて飲むラム。飲みながらたくさんのことを話す時間、空間。本当に幸せでしょうね。
実際に私が似たようなことをしたらできないでしょうけどね。酔いでテンション上がってガブガブ飲み始めて悪酔いする未来が目に見えてます。明確に見えます。
私はこういうタイプのお酒はチビチビとひっそりと楽しんで飲むことにします。
まとめ
本作を読んで、「何かを成し遂げるために大事なこと」や「種類によってお酒との付き合い方が全然違うこと」が学べました。
単純にサクセスストーリーとして読んでも十二分に面白いです。原田マハさんの作品全般に言えることですが、熱いです。本当に熱いんです。少年漫画か、っていうくらい熱いです。
なので自分も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
させてくれますが個人的な注意点が一つだけ。
あまりにも自分の状況が熱くないとむしろ差を感じて凹みます。やっぱり小説と自分みたいなやつの現実は違うんだとより落ちます。劇薬みたいなものです。
あくまでも「私にとっては」という意見ですが、お気を付けください。
最後にモデルになった会社のリンク貼っておきますね。
今回の記事は原田マハさんの書かれた「風のマジム」を読んで学べたことでした。ご興味持たれた方は是非一度手に取ってお読みいただければと思います。下にリンクを貼っておきます。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。