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おはようございます。どじょうです。今日も朝4時頃に起きてブログを書いています。
今回の記事は読書感想文です。本は読んでもOUTPUTしないと血肉にならないと色んな本に書いてありました。せっかくブログを書いているのです。本に書いてあることを自分の血肉にすることが、著者の方の望みでしょう。OUTPUTしてみたいと思います。
ある程度のネタバレが含まれること。あくまで個人の感想であること。このあたりはご容赦願います。
今回は草花由さんの書かれた「アナザーファイト」の読書感想文です。
- 選書の理由と簡単な要約
- 格闘技の描写
- 父親の強さ
- まとめ
選書の理由と簡単な要約
こちらもkindle unlimitedで「小説」で検索して出てきたものですね。タイトル的にも「なんだか熱そうな内容なんじゃなかろうか」と思えましたし、帯に書いてある「本当の強さ」を知りたかったというのも理由です。強いってなんだろう・・・。
基本的には推理とかミステリーとかファンタジーとか日常モノが好きですけどたまにバトル系も読みたくなります。漫画なんかもそうですね。
あと表紙がなんだかシンプルでかっこ良かったのも理由ですね。シンプルでカッコいい、好きです。
本書を簡単に要約すると「お父さんが頑張る話」です。
格闘技の描写
格闘技って色々あるじゃないですか。ボクシングとか。私は嫌いなわけではないんですが、今まで接する機会が無く人生歩んできたんですよ。観戦しに行った事も無いですし。あ、はじめの一歩は楽しく読んでますけど。
なので正直格闘技の事がよくわからないんです。
そんな私が読んでも格闘技の熱さが伝わってくる作品でした。
作中では異種格闘技戦みたいなものが行われるのですが、元キックボクサーが元力士を叩きのめすシーンなんかが出てきます。まぁこのシーンはちょっと残虐性がありましたが、格闘技の事をよく知らない私でもどんな風に倒したかイメージしやすかったです。
主人公はキックボクシングの使い手です。キックボクシングのイメージとしては、「なんだか両手あげて片足上げて構える格闘技で、動きが昆虫的な印象があるな・・・」くらいなものでした。昆虫的な動きは個人的なイメージなので作中には出てきませんが、そんなイメージを形作るような描写がたくさん出てきました。
だからこそ。もっと格闘技の事を知っていればもっと楽しめたんじゃないかな、と悔やまれます。よくわからない私がコレだけ熱く感じられるんならもっと知っていればもっと熱かったんだろうな・・・。これからはちょっと格闘技にも興味持ってみようかなと思いました。多分思っただけですけど。
父親の強さ
父親って強い、そういう描写てよくでてきますよね。なんというか・・・「火事場の馬鹿力」みたいな感じで「パパパワー」みたいな感じ。
アレ、理解できなかったんです。何で父親ってだけで強く表現されているのか理解できなかったんです。理解できないので放っておいたというか理解の外にありました。
いざ自分が父親になって、こういった「父親の強さ」みたいなのを目の当たりにすると「理解できる」とか「共感できる」とかそういう次元ではない「・・・うん!!」みたいな感覚が湧き上がってきます。
作中では自身の実の息子に対しての父親の強さと、お世話になった故人の息子への父親代わりとしての強さと、二つの種類の「父親の強さ」が表現されています。
多分子供がいなかった頃には理解できなかったであろう感情が、今二児の父として読むと涙が溢れそうになりながら読むことができます。
著書のあとがきでも「親として息子止む鵜s目に伝えたい思いを詰め込んだ、少し長い遺書のような作品」と書かれていますが、そんなこと書かなくてもそれを感じることができました。父親だからかもしれませんが。
お、そうなると例えば妻に読んでもらってどう感じたか感想が聞きたいですね。残念ながら妻は活字アレルギーなので無理ですが。
こんなに父親の強さを感じるのは本作の魅力なのか、私の境遇が感じさせたのかはわかりませんが、ダイレクトに感じることができる内容となっていると思います。
まとめ
「とうちゃん強いな」それを実感できる本作です。
でも多分どうだろう。自分が父親じゃなかった頃はこんな風に感じることができただろうか。知りたいけどもう知れない。もう自分な父親なんだと変な角度で実感することとなりました。
いや、父親でいることは嬉しいし誇りであるんですけど、人生振り返ると父親では無かった期間の方が長いわけですからね。今のところは。
当時の自分だったらどう思うのかは知りたかったところです。もし子供がいない人がこの本を読んだら感想、是非聞かせてください。
あ、もしかしたら「こんな風に強い父親になりたい」と思ったのかも知れません。格闘技なんか全然できませんが父親としての強さをガンガンに感じることができたので、息子にもこんな強さを実感してもらいたいのかもしれません。
できることを、できる範囲+αくらいで頑張ろう。そう思いました。
世の中のお父さんとお父さん予備軍の皆さん。是非一度手に取って読んでみて頂ければと思います。そして感想を教えてください。
今回は草花由さんの書かれた「アナザーファイトの読書感想文でした。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。