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おはようございます。どじょうです。
今回の記事は読書感想文です。本は読んでもOUTPUTしないと血肉にならないと色んな本に書いてありました。せっかくブログを書いているのです。本に書いてあることを自分の血肉にすることが、著者の方の望みでしょう。OUTPUTしてみたいと思います。
ある程度のネタバレが含まれること。あくまで個人の感想であること。このあたりはご容赦願います。
今回は葉真中顕さんの書かれた「W県警の悲劇」を読んで学べたことを書いていきます。
- 選書の理由と簡単な要約
- 小説だからこそ
- 一人だけ頭おかしい
- まとめ
選書の理由と簡単な要約
葉真中顕さんの作品はいくつか読んだことがあったのでまた読みたいな、と思って検索したらヒットしたのがこの「W県警の悲劇」でした。この方の作品はこう・・ちょっとキツイというか。連続して読むとちょっと感情過多になっちゃうんで久しぶりに読みたいな、と思っての検索でした。タイトルは何となく知っていました。ただ、「W県警ってなんだよ。Wって。」ってちょっと敬遠してるところもありましたが、しっかり引き込まれてしまうお話でした。
作品の大枠としてはW県警にまつわる主人公が別の6つのストーリーをまとめたもの。という感じです。最初の話では脇役だった人物が最後の話では主人公だったり。同じ世界観で視点が違う感じですね。
主人公は全員女性です。それに女性の地位向上のために頑張ってる人、それについていこうとする人が軸になってるとは思います。女性向けの内容だったのかもしれない・・・。
あと今回記事にするにあたり知ったのですが、2019年にドラマ化されてたんですね。元々人気のある作品だったんですかね。
小説だからこそ
この作品の面白さのポイントとして、小説だからこそのミスリードで楽しませてくれる、と言うところがあると思います。文字のみでイメージさせてくれるのでオチが解ってから「あ、そうだったんだ」と思わせてくれる描写がたくさんあります。
漫画とかドラマとか視覚的な情報があるとこうはいきません。3話の「千春さん」なんか面白いなと思いました。これドラマでどうやったんでしょうね。一人称視点でやったのかな。ちょっと観てみたくなりますね、ドラマ。
2話の名前に関するところもね。これ注意力がギンギンだったら気付けたんですかね。気付けなくて悔しい。
なんというか「絶対に解らない」じゃなくて「ヒントあるけど気付けますか?」的な感覚が楽しいですね。kindleで読んだのでやらなかったですが、紙の本で読んでたら読み返して「さっきどう書いてあったっけ?」とか確認すると思います。これは紙の本で読んだ方が面白い作品かもしれませんね。
一人だけ頭おかしい
全体的にはそんなに頭おかしいキャラは出てこないんです。まぁ県警の話なので犯罪者は出てくるんですけど。それに小説として「ちょっと変だよね」っていうキャラはいるんですけども。それはいいんです。
ただ、ひとりだけ明らかに頭おかしいキャラがいるんです。
なんていうかズレ方が違う。「変」と「おかしい」の違いと言いましょうか。伝わるでしょうか。このキャラがいるからこの作品の薄気味悪さみたいなものがすごい際立つんです。
他の作品にも出てきそうな雰囲気あるけども・・・どうなんだろ。今後の葉真中顕さんの作品読むたびに「あいつどっかに出てこないかな」って気になっちゃう。そんなキャラがいるんです。
一人だけってのが重要でしたね。たくさんいたらただの気持ち悪い作品になったでしょうけど、一人だけってのがちょうどよかった。ちょうどいい量ってのがどんなものにもありますね、って勉強になりましたね。
まとめ
今回の記事は葉真中顕さんの書かれた「W県警の悲劇」を読んで学べたことでした。ご興味持たれた方は是非一度手に取ってお読みいただければと思います。下にリンクを貼っておきます。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。